無料ブログはココログ

« 子規忌 | トップページ | 九官鳥 »

2016年9月19日 (月)

苗字の日

   1870年のこの日、戸籍整理のため、平民も苗字を名乗ることが許された。しかし当時国民は明治新政府を信用しておらず、苗字を附けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒し、なかなか苗字を名乗ろうとしなかった。しかし5年後の1875年2月には苗字を称することがは義務づけられるようになった。

   日本人の苗字の数はおよそ29万件もあり、その種類の豊富さでは世界一であろう。したがって稀姓も多い。連続クイズホールドオンを見ていると、ヨガ講師の大豆生田範子さんがチャンピオンで登場。漢字四文字の苗字は珍しい。「おおまみゅうだ」と読むのだろうか。金田一春彦によると、日本語で「みゅ」という発音が現れる苗字は珍しいという。司会の山口智充は「おおまみえだ」と発音していた。読み方は27通りもあるという。

   難読苗字の代表といえば「小鳥遊」。「たかなし」と読む。意味は、小鳥が遊ぶ→天敵(鷹)がいない→たかなし。むかし信濃国の高梨盛光が、長男に高梨、次男に鳥梨、三男に小鳥梨、四男に仁科の姓を与えたことに由来する。「月見里」。「やまなし」と読む。月が見える里→山が無い。「愛宕」は愛宕神社などあり、ふつう「あたご」と読まれる。だが元朝史などで知られる愛宕松男(1912-2004)は「おたぎまつお」と読む。

ちなみに同姓同名はサトウ・ケイコが約22,000人でいちばん多い。

苗字は家系を示すものでもある。岩手県岩泉町で台風10号の被害の視察で内閣府の政務官が長靴を持参しておらず、同行者に「おんぶ」されて水たまりを渡ったことが話題となった。その政務官の名前は務台俊介。「むたい」という苗字は珍しいが哲学者の務台理作を思い出す。務台俊介の出身地も長野県なので一族とみてよい。(9月19日)

« 子規忌 | トップページ | 九官鳥 »

今日は何の日」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 子規忌 | トップページ | 九官鳥 »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31