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2016年8月12日 (金)

洋画のタイトル:原題と邦題

   最近の洋画界は原題をそのまま公開することが一般的なようである。ロバート・ダウニー・ジュニアの「シビル・ウォー」、ジェラルド・バトラーの「エンド・オブ・キングダム」、シャーリーズ・セロンの「スノーホワイト」、マット・デーモンの「ジェイソン・ボーン」、レオナルド・ディカプリオの「レヴェナント」。記憶するのにちょっと一苦労だ。むかしは日本で封切りされるとき、ほとんど邦題がつけられた。たいては原題を踏襲しているが、なかには変えている映画もある。「駅馬車」は名訳として知られている。ヒッチコックの「断崖」(1941)の原題はサスピション。つまり「疑惑」だが、邦題は「断崖」と変えられた。夫に対して疑惑の念に取り憑かれた妻の心理を描いた作品で、邦題のほうがサスペンス映画に相応しい雰囲気がでている。クロード・ルルーシュ監督の「パリのめぐり逢い」(1967)。不倫の話しだが、原題は「Vivre Pour Vivre」で直訳すれば、「生きるための生活」。最近公開の映画の中での名訳は、シャーロット・ランブリングの「さざなみ」。原題は45Years。結婚45周年を迎えた夫婦にかすかに起こる嫉妬の「さざなみ」が、静かに波紋を広げていく。

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