芭蕉と杜甫
唐の詩人、杜甫の数ある詩のなかで、「春望」という五言律詩が日本人に最も愛唱されている。芭蕉は「奥の細道」平泉で「国破れて山河在り。城春にして草青みたり」を引用し、「夏草や 兵どもが夢の跡」の句を残した。芭蕉は杜甫の影響を受けることが著しい。自らの泊船堂を杜甫の浣花渓の草堂に模している。「野分して盥に雨をきく夜哉」の句は杜甫「茅屋為秋風所破歌」にインスパイアーされたものである。(参考:伊古田陽子「芭蕉における杜甫」お茶の水女子大学中国文学会報6 1987年)
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