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2016年8月 2日 (火)

捨欠伸(すてあくび)

Kairiyawn_big     「用例なき辞書は骸骨である」 これは、18世紀のフランスの啓蒙思想家ヴォルテールの言葉である。文脈重視に立った使いやす辞書がほしい。日本語にはまだまだ知らない言葉、聞いたことが無い珍しい言葉がまたまだある。

  椎若葉漢根方に捨欠伸(中里房子)

   俳句などで、五音にするため、「捨欠伸」とか「欠伸捨て」「大欠伸(おおあくび)」などの語を用いることがある。「捨欠伸({すてあくび)」という言葉はネットを探しても、辞書を引いても出てこない。「欠」という漢字の読みは「ケン、かける、かく」とするのは、「缺」の新字体として、そうなったものである。本来、この字の読みは、「ケン、あくび」に限られていた。「欠伸」(ケンシン)という熟語が中国古典のなかに「君子欠伸し、日の早晏を問ふ」(儀礼・士相見礼)などと用いられている。「あくび」は日本の古辞書には「吹呿」(新撰字鏡)と登載されているが、徐々に中国式の「欠伸」となっていく。(yawn) ことばの疑問

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