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2016年8月 4日 (木)

アンデルセンの実らぬ恋

An     1875年のこの日、アンデルセンの忌日。ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805-1875)は、デンマークのフェーン島のオーデンセの貧しい靴屋の子として生まれた。父はナポレオン崇拝家で軍隊に入るが、皇帝の没落で心身ともに衰弱して死ぬ。14歳の時、コペンハーゲンに出て、学校に行きながら作家として出発する。「即興詩人」の世界的な成功によって穏やかな晩年であったが、恋多き人にもかかわらず生涯独身で、彼の恋はなかなか実ることはなかった。とび色の瞳をした大学の友人の妹。庇護者コリンの末娘ルイセ・コリン。エールステズの娘。ある若い伯爵令嬢。すべて失恋に終わっている。彼の自伝で特筆大書されているのがスウェーデンの歌姫イェニイ・リンド。むかしダニー・ケイのミュージカル映画「アンデルセン物語」(1952年)という映画があったが、ジジ・ジャンメールが扮するバレリーナはイェニイ・リンドをモデルにしているようだ。ハンスとリンドとの恋は実らなかったが、ふたりの友情はその後も永く続いたそうだ。(Andersen,8月4日)

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コメント

恋は実らないが友情は続いた・・というのはいいですね。

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