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天翔ける神々(一部)
青柳喜兵衛(あおやぎ きひょうえ)は明治37年、福岡市に生まれ、早稲田大学の商科に入学したが、関東大震災に遭遇。近代科学の崩壊を目のあたりにし、一個の人間という存在など大自然の中に蠢く虫けらに過ぎないと思い知らされら、なぜか絵が描きたくなり、親に内緒で川端画学校に通った。昭和6年、夢野久作の小説「犬神博士」の挿絵を描き、好評を博し、以後も福岡日日新聞連載小説の挿絵を担当した。これがきっかけで郷里の文学者たちとも交流がはじまり、火野葦平が芥川賞を受賞して勢いづく「九州文学」創刊の直前、昭和13年8月28日、肺結核で35歳の生涯を閉じる。
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