明治初期の藩閥政府
廃藩置県によって成立した太政官制にもとづく中央集権的な国家の主要ポストは、少数の公家を除いて、すべて薩長土肥4藩出身の実力者によってしめられた。以下に示すのは明治8月10日現在。この傾向は内閣制度の成立後も続き、やがて藩閥政府とよばれて批判される。画像の人物は福羽美静(ふくばびせい 1831-1907)。
薩摩 西郷隆盛(参議)、寺島宗則(外務省)、大久保利通(大蔵省)、黒田清輝(開拓使)
長州 木戸孝允(参議)、井上馨(大蔵省)、伊藤博文(工部省)
土佐 板垣退助(参議)、後藤象二郎(工部省)、佐々木高行(司法省)
肥前 大隈重信(参議)、大木喬任(文部省)
津和野 福羽美静(神祇省)
公卿 三条実美、岩倉具視、徳大寺実則、万里小路博房、東久世通禧
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