知ってる?善徳女王のこと
わが国では飛鳥時代から大化改新にかけての頃、朝鮮史上初の女王が誕生する。善徳女王(ソンドク)。先王、真平王(チンピョン)が632年に死去したときに、王位を引きつぐ男子がおらず、真平王の娘である善徳が即位した。当時の新羅は百済と高句麗との同盟によって国際的に孤立した状況にあり、それを打開しようとして643年には唐に使者を派遣して救援軍を求めた。647年、眦曇(ビダム)らが反乱を起こし、金庾信が反乱を鎮圧したが、女王は死去する。在位16年。2009年韓国ドラマ化されその名は日本でも広く知られるようになっている。ただしドラマにはフィクションが多く含まれている。
参考:「新羅における善徳女王の即位背景と統治性格」 姜英卿著 井上和枝訳 歴史をひらく・女性史 ジェンダー史からみる東アジア世界 2015年
« 明治初期の藩閥政府 | トップページ | ジョディ・フォスター朝から生出演 »
「世界史」カテゴリの記事
- 西漢南越王博物館(2025.05.04)
- 同盟市戦争(2025.02.10)
- 英領インドにおける高等文官制度(2024.12.20)
- ムハンマドの死後(2024.10.06)
- 世界史探求(2024.05.21)
コメント