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2016年6月16日 (木)

死ぬまでにもう一度読み返したい本と映画ベスト10

  人はたいてい、それぞれに自分なりの「幻想図書館」をもっている。いつでも家で本や映画を観ることができる。だが新しい映画や本はどこか奇を衒ったところがあり、ついてゆけないものが多い。たくさん撮り貯めたビデオの山のなかから死ぬまでにもう一度観ておきたい作品のリストを作っておこう。

   真の愛と自由を求めて精神の遍歴をする女性「ジェイン・エア」。▽不能の夫と訣別し生命力あふれる森番との愛に生きる貴婦人「チャタレイ夫人の恋人」。▽南北戦争の戦火の中、タラの大地を守りぬき、あらゆる苦難をこえていくスカーレット・オハラ「風と共に去りぬ」。▽スペイン内乱に参戦し、自由解放のために戦う青年ジョーダンとマリアの恋「誰がために鐘は鳴る」。▽パリの社交界の高級娼婦マルグリットと純情青年アルマンの悲恋「椿姫」。▽フランス領下のインドシナに暮らす貧しいフランス人の少女と自由を求める富豪の中国系青年との淡い交歓を描いた「ラマン(愛人)」。▽田舎の平凡な結婚生活に倦んだ若い女主人公エンマ・ボヴァリーが、不倫と借金の末に追い詰められて自殺するまでを描いたフローベールの「ボヴァリー夫人」。▽美しく教養もある人妻アンナと将校ヴロンスキイと対照的に、祝福されるキティとレービンの恋をめぐって、変動する社会を描くトルストイの「アンナ・カレーニナ」。▽自己の文学的才能の欠如に絶望し、社交界にも別れを告げて、パリを去り療養生活に入る。プルースト「失われた時を求めて、見出された時」。▽背中にこぶのある難民の小人オスカルの精神病院での回想ギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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