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2016年6月 7日 (火)

レ・ミゼラブル

   トム・フーバー監督のミュージカル映画「レ・ミゼラブル」がBSで放送されていた。ヴィクトル・ユゴーの原作発表からちょうど150周年を記念して製作したという。長編小説「レ・ミゼラブル」は1845年から1862年まで17年かけて完成した。ユゴーは1862年に出版社宛に奇妙な手紙を送っている。「レ・ミゼラブル」を出版したラクロワ書店に届いたユゴーからの手紙には、真ん中に「?」としか書いてなかった。「レ・ミゼラブル」を出版したのは、アルバート・ラクロワ(1834-1903)というベルギー人の青年だった。謎めいた不思議な手紙を受け取ったラクロワは「?」からユゴーの気持ちを察し、真ん中に大きく「!」と書いた手紙をユゴーに送り返した。この「?」と「!」の手紙はいったい何を意味したのだろうか?実はユゴーは新作「レ・ミゼラブル」の評判を気にしていて、「売れ行きはどうでしょうか?」という意味を込めて「?」だけの手紙を送ったのである。これに対する出版社の「!」という返事は、「よく売れていますよ!」という意味だった。ユゴーと出版社との間で交わされた2通の手紙は、世界で一番短い手紙といわれるが、ちゃんと意思が通じ合った傑作の手紙だった。

C6e5c3bdecc6e5d5ba2a38703b2b9c01   小説「レ・ミゼラブル」はわが国では黒岩涙香によって翻案小説「噫無情」(1902-1903)と題されたが、以降幾多の訳者で翻訳されてきた。代表的な翻訳者は豊島与志雄、宮原晃一郎、水野亮、石川湧、井上究一郎、佐藤朔、辻昶、坪井一、宮治弘之、斎藤正直など。このほか「少女コゼット物語」の村松千代(1896-1984)など児童読み物も多数ある。(Les Miserables,Victor Hugo,Albert Lacroix,Belgium,Tom Hooper)

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コメント

レ・ミゼラブル・・ホント、小説らしい小説です。

愛、復讐、執念、献身、すべてがそろった名作の中の名作ですね。

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