遊園地、動物園、美術館、図書館のはじまり
デンマークにある1583年オープンのデュアハウスバッケン(右画像)が世界最古の遊園地といわれる。1728年にはロンドンでヴォクスホル・ガーデンが開園した。動物園で最も古いのは1752年にオーストリアのウィーンにできたシェーンブルン動物園。1793年にはフランスのパリのジャルダン・プラント動物園、1828年にはロンドン動物園が創設され、のち一般にも公開された。世界最大級の美術品を収集するルーヴル美術館は1692年以来収集されていたが、正式には1793年がオープンとなっている。
図書館の歴史は古代メソポタミアの粘土板のように紀元前7世紀のアッシリアの図書館にまでさかのぼるが、一般公開となると、賢明王と称されるフランスのシャルル5世の国立図書館が1364年にルーヴル城に開館しており最古の図書館である。当初はわずか1200冊だったが、この図書館がカペー朝、ヴァロワ朝、ブルボン朝と王家が変わっても順調に発展を続ける。16世紀フランソワ1世は学者、芸術家を保護し、フランスにおけるルネサンスの発達を援助した。ギュイヨーム・ビュデを王室図書館長に任命し図書館の蔵書を増やしていった。これが現在1300万冊を蔵するフランス国立図書館の基礎となっている。(ビブリオテーク・ナショナル・ド・フランスの起源)。
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