心が折れる
心の支えを失い、意欲がなくなる際の精神状態を表わす言葉として「心が折れる」と広く使われるようになったのは1990年代になってからのことである。そのルーツは「女子プロレス伝説の試合」にあった。1987年7月18日、神奈川県の大和車体工業体育館でのジャパン女子プロレスの一戦。神取しのぶ対ジャッキー佐藤。試合後、勝った神取のインタビュー時に「心が折れる」という言葉が誕生した。井田真木子著「プロレス少女伝説」によると「あの試合のとき、考えていたことは勝つことじゃないもん。相手の心を折ることだったもん。骨でも、肉でもない、心を折ることを考えてた」という神取の発言が残っている。
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