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2016年6月30日 (木)

アメリカ50州の地名語源

Usanorthcarolinablueridgeparkway_2   ノースカロライナ州とは「北のチャールズ王」の意。1629年、ロバート・ヒースなる男が、英国王チャールズ1世に、この地方一帯の土地認可書を申請した。その申請書に記すーされたこの地方の地名が、チャールズ王の名をラテン語化したカロラナCarolanaであった。1663年、チャールズ2世がこの土地を再認可し、9人の地主に分け与えたとき、この地名を再び用いたが、勅許状の中では、カロリーナCa-rolinaと綴りを変えていた。そのためカロリナが正式地名となり、英語読みされて、カロライナと発音され一般化した。1710年、カロライナ植民地は南北に二分され、ノースカロライナ、サウスカロライナとなり、後にアメリカ独立13州の1つとなった。

   テキサス州は1541年、スペイン人が、この地方にはインディアンのテヤス族が住むと記録を残している。テヤスは、インディアン語で「友達」を意味する語にすぎなかったが、種族名と誤解され、スペイン人の間に広まった。一方、17世紀末に、他のインディアンがスペイン人に、ニューメキシコ地方には、テキサスという架空の帝国があると話した。 テキサスはテヤス族とテキサス帝国の二つの誤解から生まれた地名だった。

   アメリカの地名は、人名に由来するものとインディアン語に由来するものがあるという特徴を持っている。例えば、50州ある州名のうち、人名に由来する州名は11、インディアン語に由来する州名は27ある。

アラバマはアリバム族と称するインディアンに由来

アラスカはアリュート語の「アラスカ(大きな土地)

アリゾナはインディアン語「アリ・ショナク(小さな泉のある所)」が語源で、「アリソナ」とスペイン語化した

アーカンソーは「アーカンソー」というインディアン部族の名前

カリフォルニアはスペインの詩人オルドニスの詩に「美女と黄金が満ちあふれた島」を描いているが、カリフォルニアという語は創作された語で、特別な意味はない。

コロラドはスペイン語「コロラド(色のついた、赤い)」が語源

コネチカットはインディアン語で「長い川」の意味。

デラウエアはバージニア植民地の初代総督デラウエア卿トーマス・ウエストの称号に由来する。

オハイオは、最初、現在のオハイオ川につけられたインディアンのイロコイ語地名で、「美しい川」の意味であった。やがて、その流域地方の地名となった。

フロリダは、スペイン語で「花のような、花咲く」の意味。1513年、スペイン人のレオンPoncede Leonがこの地方の地名に用いたのが起源。彼がここへ上陸したのが4月はじめで、花が咲きはじめており、また復活祭の季節であったので、フロリダと名付けられたとされる。

ジョージアは、1732年、イギリスのジョージ2世がこの地方を植民地として開拓させたので、王の名と、地名接尾辞イア-iaを合成して、「ジョージ2世の土地」と名付けられた。

ハワイとは、ポリネシア語で「神の居る所」を意味する。

アイダホは、インディアンのイダヒ族Idahiが英語に入って転化、アイダホIdahoと発音されるようになった。

アイオワはここに居住したインディアンの種族名が語源。

イリノイはこの地方にイリノイ族が居住していた。

インジアナはスペイン語で「インディアンの」を意味する。

カンサスはスペイン人が「カンサ族の土地」と命名したのが由来。

ケンタッキーはインディアン語のケンタケ「牧草地」が語源。

ルイジアナは1681年ルイジャン「ルイ14世の土地」が語源。

メーンは英語で「本土、大陸」の意味。

メリーランドはチャールズ1世の王妃マリアHenriette Mariaにちなみ、マリアが英語化したメリアと、ランド(土地)を合成した。

マサチューセッツはインディアン語で「大きな丘の麓」を意味する。

ミシガンはインディアン語で「大きな湖」を意味する。

ミネソタはインディアンのシアウン語で「水煙をあげている」を意味する。

ミシシッピはインディアンがこの地をメスシピMessipi「大河」と呼んでいた。その後、英語化の過程で、ミシシッピに転訛、現名を生じた。

ミズーリはインディアンのミズーリ族が由来。ミズーリの原義は不明。

モンタナはスペイン語で「山の多い」を意味する形容詞。

ネブラスカはインディアン語のニni「水」とブトハスカbthaska「平らな」が合成されたニブトハスカが英語化された地名である。

ネバダはスペイン語の形容詞で「雪を戴く、雪のように白い」の意味。

ニューハンプシャーはイギリスのハンプシャー県。

ニューメキシコはスペインの探検家フランシス・ド・イバラがグランデ川の奥地を探検し「ヌエボメヒコ」と名付けたのが起源。

ニューヨークはオランダ人ピータ・ミニュットがニュー・アムステルダムとし、のちイギリス人がアムステルダムをヨーク公の称号に因んでニューヨークとした。

ノースダコタは、この地方にひろく住んでいたインディアンの部族名。

オクラホマは、インディアンのチョクート語で「赤胴色の人」の意味。

オレゴンは、この地方を流れるウアリコンOuariconが修正されて、地名になったらしい。

ペンシルべニアは、「ペンの森の土地」の意。イギリス人のウィリアム・ペンとラテン語の「シルバ」(森)から。

ロードアイランドはエーゲ海のロードス島にちなんだ地名。

テネシーはインディアンのチェロキー族の住んでいた都市の名。タナスキ、テナスがテネシーに変化した。

ユタは、この地方に住んでいたインディアンの部族名。

バーモントは、フランス語のモン・ベル le mont vert 「緑の山」の語順をかえ、英語式に合成したもの。 ver(t)+mont。

バージニアは、新大陸開拓時代のイギリス女王エリザベス1世の雅号「バージニア」(処女の)にちなんだもの。

ワシントン州は、1853年、この地方を州に昇格させるとき、初代大統領ジョージ・ワシントンにちなんだ州名にすることが議会で決定された。ワシントンなる地名は、すでに数多くの地方で用いられているので、混乱のおそれありと反対論もあった。

ウィスコンシンは、川の名から生じた。インディアン地名で、メスコンシング川とかウィスコンシング川と呼ばれた。

ワイオミングは、インディアンのアルゴンキン語で、メシエ・ウエア・イング(大きく平らな土地)と呼ばれたものが、後半だけ残り、ワイオミングになった。

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コメント

gawk
地名には語源があるということですが、アメリカの各州の語源まで調べる気にはなってませんでしたね。

オハイオ州が2度書かれてますよー😆

ご指摘どうもありがとうございます。訂正させていただきます。

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