無料ブログはココログ

« 明治期牛疫流行と蠣崎予防液 | トップページ | 父親の呪縛から解き放たれよ »

2016年5月13日 (金)

セカンド・ラブ

   映画は女優で観るか、監督を追うか、それが問題だ。東陽一監督、大原麗子主演「セカンド・ラブ」(1983)を観る。一般的な評価の低い作品であるが、見所は多い。東陽一(83歳)は現役最古参の監督の1人であり、最新作は常盤貴子主演の「だれかの木琴」(本年9月公開予定)。女性映画の第一人者といわれる。これまで「サード(森下愛子)」「四季奈津子(烏丸せつこ)」「ザ・レイプ(田中裕子)」「化身(黒木瞳)」「ラブレター(関根恵子)」「マノン(烏丸せつこ)」「うれしはずかし物語(川上麻衣子)」があり、俗に脱がせ屋の異名をとる。当時、「少し愛して、なが~く愛して」のCMで人気絶頂だった大原麗子だから、その脱ぎっぷりを期待した御仁には残念な映画だったに違いない。大原麗子は有名な女優の割には代表作がない。映画よりもむしろテレビドラマのヒロインが多かった。映画で印象的なのは高倉健と共演した「居酒屋兆治」や「男はつらいよ」のマドンナ役か。しかしいずれも主演作品ではない。この東陽一の「セカンド・ラブ」が彼女の数少ない主演作品といえる。内容は年下の男と再婚した女性の夫婦愛の話。タイトルから感じるような「セカンド・バージン」「コントレール」のようなドラマチックな展開はない。むしろ日常的な映像がリアルに訴えてくる。やはり監督の力であろう。アイ・ジョージの演技もお世辞にも上手いとはいえないが、本作以降目立った芸能活動がないだけに貴重な作品となっている。演技派の小林薫もここでは目立つことなく、ういういしい感じがする。

« 明治期牛疫流行と蠣崎予防液 | トップページ | 父親の呪縛から解き放たれよ »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 明治期牛疫流行と蠣崎予防液 | トップページ | 父親の呪縛から解き放たれよ »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31