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2016年5月 5日 (木)

尾道の風景

   坂と海と社寺の町として知られる尾道は、今まで数多くの文人墨客がその美しい風景に創作意欲を掻き立てられてきた。林芙美子、志賀直哉、画家の小林和作、映画監督の大林宜彦。ドラマ作家の高橋玄洋もその一人である。広島で育った高橋は戦後の一時期、尾道で暮らしていたという。いまチャンネルNECOで放送されている芦川いづみ主演の「志都という女」(1967)は尾道・福山の瀬戸内海などが主な舞台で、愛のない結婚生活に苦悩する悲しい女の物語。この頃のテレビドラマはあまり保存されていないというが、よく残っていたものである。当時のドラマは文芸調メロドラマが好まれた。尾道ロケが行われ、当時の風景がわかる貴重な作品となっている。

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