「ところてん」はなぜ「心太」なの?
トコロテンは紅藻類テングサ目の海藻を熱湯で煮て寒天質を取り出し、冷却してできるゼリー状の食品である。製法は遣唐使が中国から持ち帰ったとされる。当時はテングサを漢名で「大凝菜」といい、わが国では「凝海藻」と書いて「古留毛波(こるもは)」という。また和名で「古呂布止(こころふと)」というと「和名類聚抄」にある。また「こごろも」ともいう。これを煮るとこごる(凝)からである。ココロモをココロブトと訛った。俗に「心太」の2字を用いるのはそのためである。ココロブトを訛ってココロテイ、それをさらに訛ってココロテン、これがまたさらに訛って、トコロテンとなったとされる。トコロテンは江戸時代初期の「料理物語」(1643)に見られる。だが最近では新説もある。江戸時代に「心」の2点で「とこ」と読んで、「大」を「ろ」と読んで、最後の点を「てん」と読む洒落から生まれたとする。
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