無料ブログはココログ

« 韓国最初の近代病院「広恵院」 | トップページ | イギリスの対独宥和政策の失敗 »

2016年4月30日 (土)

なぜ「揚子江」と呼ばれるようになったのか

   青海省のチベット高原を水源地域とし中国大陸の華中地域を流れ東シナ海へと注ぐ長江。全長は6300㎞で、中国およびアジアで最長、世界でも第3位。中国では長江と呼んでいるが、中国国外では揚子江の名で良く知られている。では、なぜ、中国以外の人が揚子江というようになったのか。

   これは誤解の産物である。19世紀の初め、西洋人が船を仕立てて長江を下っていた。そして、彼は船頭にたずねた。「ところで、この川の名前は何という?」聞かれた船頭は、川の名前を聞かれたとは思わず、たまたま近くに架かっていた橋の名称を答えてしまった。この橋の名称が、「揚子橋」だったのである。一方、西洋人のほうは、川の名前を聞いたのだから、揚子江の聞き間違いだろうと勝手に解釈した。かくして、中国以外では、揚子江が通り名になってしまった。(参考:「雑学全書」知恵の森文庫)

« 韓国最初の近代病院「広恵院」 | トップページ | イギリスの対独宥和政策の失敗 »

地理」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 韓国最初の近代病院「広恵院」 | トップページ | イギリスの対独宥和政策の失敗 »

最近のトラックバック

2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31