広辞苑に載っている少し面白い言葉
桂歌丸が笑点の大喜利司会を引退するそうである。長い間、お疲れ様でした!ところで大喜利は、お題に応じた面白い回答を披露し、よい答えには座布団をあげるというシステム。当時すでに他局でも大喜利の演芸番組があり、顔に墨を塗るものだった。大喜利という言葉はお茶の間に50年にもわたり浸透しているが広辞苑には「大切り」として載っている。「喜利」は客も喜び演者も利を得るという意味の当て字。もと、江戸歌舞伎で二番目狂言(世話物)の最後の幕のこと。また、一般的には演劇や演芸で、その日の最後の幕のことをいう。現在「大喜利」という言葉は、主に寄席で使われ、その日の最後の幕として何人かの落語家による頓智比べや洒落比べなどをいう。
広辞苑に載っていない言葉は無数にあるが、反対に載ってなさそうで載っている少し面白い言葉を探してみる。ラブラブというのは「男女の仲が非常によいこと」だが、広辞苑にある。NMB48の新曲「甘噛み姫」。甘噛みとは、「家畜やペットなどが、(人の指などを)軽くかむこと」とある。「甘噛み姫」の歌詞の意味はもちろんペットではなく、男女関係の愛情表現の一つか。伊東ゆかりの「小指の思い出」に近いものであろうか。
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