無料ブログはココログ

« アノミア「MOUNTAIN」 | トップページ | 物の数え方、ウサギ一羽二羽 »

2016年4月12日 (火)

「逢引」がいつから「デート」になったのか?

Photo_5     異性と日時や場所を定めて交際すること。この「デート」だが、もともとの意味は「日付」である。これが「逢引」の意味に使われるようになったのは、日本も欧米も戦後になってからのことらしい。昭和30年代には一般的に「デイト」が若者言葉として使われるが、いつ、どのような切っ掛けで流行語となったかはわからない。弘田美枝子「渚のデイト」「夢のデイト」「夜のデイト」「青空のデイト」の頃にはもう当たり前の日本語のように使われていた。

Photo_8     田辺靖雄・梓みちよ「いつもの小道で」(1963)の歌詞「二人のデイト」とある。飯田久彦「コーヒーデイト」(1962)は原曲エディー・ホッジス「マグメイト」なので、デイトを題名に入れると流行ると狙ったのだろう。日吉ミミ「おじさまとデート」(1969)、山本リンダ「♪こまっちゃうナ、デイトにさそわれて」(1966)など多数の流行歌でデートは使って恥ずかしくない日本語として「逢びき」を凌駕した。

Photo_6     昭和30年3月20日の内外旬報の特集記事「アメリカで流行の異性の友達とは何?」では、見出しに「新しい米語デイトとはなにか」とある。つまり昭和30年頃の日本人は「デイト」という言葉が何か知らなかったようである。記事では「デイトのさようならはキッスがあたり前」と紹介したり、「ステディ(steady)」や「ダブルデイト」という言葉も解説している。斉藤光「性的ことば」によると、「デートは、占領米軍とともに、日本語文化圏に入り込み、はじめ、米兵と日本人女性がデートしていたが、やがてデート という言葉が浸透していき、1960年代には一般化した」とある。(ことばの疑問)

« アノミア「MOUNTAIN」 | トップページ | 物の数え方、ウサギ一羽二羽 »

「ことば」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« アノミア「MOUNTAIN」 | トップページ | 物の数え方、ウサギ一羽二羽 »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31