元祖カワイイが人気
若者ことば「カワイイ」は日本のみならず、世界でも広がっているらしい。90年代以降みられた「カワイイ」の現象は女子高生や女子大生が論理的な思考は一切捨てて、ただ自分の感性に合ったものはすべて「カワイイ!」 の一言で片づけてしまうのだから、下品で軽薄と大人から見れば評判が悪かった。ところがAKBやハローキティをはじめとするこの「カワイイ」の文化がアジアを初め、欧米でも日本のポップカルチャーとして人気を集めると経済効果が上がるとあって社会的に認知されるようになってきた。そして最近は、 中原淳一、内藤ルネが現在の「かわいい」の元祖として注目されている。21世紀になって内藤ルネ展など全国でよく催される。回顧ブームともいえるが、現代につながるものがある。絵描き歌を歌いながら、ガラス板に両手でお絵描きするパフォーマンスの水森亜土も「カワイイ」の後継者といえるだろうか。猫のキャラクターやカップルがキスするイラストも懐かしい。
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