赤毛のアンとアイスクリーム
モンゴメリーの「赤毛のアン」の一節。
「来週、日曜学校のピクニックがあるの。リンドおばさんがアイスクリームをこしらえてくれるんですって。考えてもみてよ!アイスクリームよ!ねぇ、マリラ、わたし行っていい?」「アイスクリームって食べたことないの、どんな味かってダイアナが説明しようとしたけど、アイスクリームだけはわたしの想像をおよばないらしいわ」この物語の時代は、モンゴメリが小学生だった1880年代の頃、グリーンゲイブルズではまだアイスクリームは特別な食べ物だったようです。
アンが生れて初めて食べたアイスクリームは市販のものではなく、手作り。新鮮な牛乳、卵、砂糖、バニラ、小麦粉などを入れて作る。言葉にできないほどおいしいものだ。
日本でも高村光太郎と智恵子が日比谷松本楼でアイスクリームを食べたという話があるが、大正時代のこと。
« 太ったナターシャ | トップページ | 読めない漢字「繧繝」 »
「料理」カテゴリの記事
- お子様ランチの謎(2023.05.20)
- 江戸時代、日本人は白菜を知らなかった!?(2023.03.05)
- 室蘭カレーラーメン(2022.12.24)
- 豆乳の日(2024.10.12)
- パンケーキとホットケーキ(2022.09.24)
光太郎の詩「涙」に松本楼のアイスクリームが出てきます。明治45年、明治天皇崩御直前のことを題材にしています。
http://iaozora.net/ReadTxt?filename=chieko_sho.txt&card_id=46669&person_id=1168&from=3834&guid=ON
大正、昭和に入ってからも行ったかも知れませんが。
投稿: 高村光太郎連翹忌運営委員会代表 | 2014年6月25日 (水) 17時00分