日本で最初にミシンを使ったのは篤姫だった!?
本日は「ミシンの日」。1790年、イギリスのトーマス・セイントが世界で初めてミシンの特許を取得している。1810年、ドイツの靴職人バルタザール・クレムス(1760-1813)が実用化に成功。その後、1850年、アメリカのシンガーが量産をはじめた。1854年にペリー提督が来日したときの贈り物にミシンがある。13代将軍家定に贈られた献上品の中に「死ウイング・マシネ(sewing machine)」とある。おそらくミシンを初めて使った人は篤姫といわれている。「ソーイング・マシン」が日本人には「ミシン」と聞えたのであろう。大正時代から日本でもミシンが普及していった。(Thomas Saint,Balthasar Krems,sewing machine、3月4日)
« 六月燈の三姉妹 | トップページ | ロープの結び目から生まれた「ノット」 »
参考までに私の控えでは石井研堂『明治事物起原』の記事「―――中浜万次郎、1860万延元年、大使衛護船の通詞として米国に渡り、此年五月帰帆す。時に、写真器械と裁縫ミシンとを携へ来たり、庶人に示して其効を弘めしといふ。これを本邦裁縫ミシンの始とす」。とあります。ケペルさんの記事毎日楽しく読んでおり、啓発されることも多い。これは間違っているのでは、と思う時は投稿するつもりですがケペルさんのブログの永続を期待祈念しております。図,絵画、写真等も初見も多く苦労も多いだろうと察する次第です。
投稿: 小金井良精 | 2023年3月 6日 (月) 20時13分