ミーハーの語源
ミーハーとは、流行などに熱中しやすい人たち。程度の低いことに夢中になっている女の子を軽蔑して言う言葉。昭和初期の流行語で、そこから軽い若者風俗を総称した「ミーハー族」という言葉も生まれた。ミーハーの語源には諸説ある。第1は「みいちゃんはあちゃん」の略。昔の女の子の名前には「みよちゃん」や「はなちゃん」など「み」や「は」が多かったことから。第2は音階のドレミファとする説。第3は映画「稚児の剣法」(1927年)でデビューした林長二郎(後の長谷川一夫)がたちまち若い女性の間で人気となり、彼女らが好きな「みつまめ」と「はやし」の頭文字をとつて「ミーハー」が生まれたとする。「ミーハー」の語源が長谷川一夫という説は近年有力視されている。しかし「ミーちゃんハーちゃん」という言葉はそれ以前からあって、浅草あたりでたとえば「ミーちゃんハーちゃんの好きそうな映画だ」といえば、低級な甘い映画のことを意味するようになった。
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