甘酒と雛あられ
今日は年に一度のお楽しみ♪春を告げる雛まつり~。甘酒は白米を柔らかい粥のように混ぜ合わせ、醸して甘くした飲み物。木花開耶姫が醸した天甜酒(あめのたむざけ)は今の甘酒であろう。甘酒は古くは醸酒(こざけ)と呼ばれていたが、慶長年間の書物に甘酒という名称が見える。江戸中期天明(1781-1789)のころ江戸横山町などで「三国一」とか「白雪醸」という名をつけて甘酒が売られた。神社仏閣の境内、縁日祭礼の盛り場などで販売されるようになったのは、天保の頃で、浅草本願寺門前の甘酒店は最も名高かった。また3月3日に桃の花を浸した「桃の酒」を飲めば百病を除くといわれる。
ひな祭りになくてはならない菓子が雛あられ。大豆または黒豆を炒り、これに普通の「あられ」を混ぜ、砂糖でまぶしたものである。ほんのりとした甘味が、いかにも女の子の節句にふさわしい。
雛あられ両手にうけてこぼしけり (万太郎)
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