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2016年3月22日 (火)

ゲーテ「野の小バラ」

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    ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテはドイツ最大の文学者・小説家・劇作家。ダンテ・シェークスピアと並んで世界三大文豪の一人といわれる。死に際に「もっと光を」(Meht Licht)と言った。1832年3月22日、83歳で没した。

わらべは見つけた 小バラの咲くのを

野に咲く小バラ

若く目ざめる美しさ

近く見ようとかけよって

心うれしくながめたり

小バラよ、小バラ、あかい小バラよ

野に咲く小バラ

          *

わらべは言った「お前を折るよ

野に咲く小バラ!」

小バラは言った「私は刺します

いつも私を忘れぬように

めったに折られぬ私です」

小バラよ、小バラ、あかい小バラよ

野に咲く小バラ

          *

けれども手折った手荒いわらべ

野に咲く小バラ

泣き声、ため息、かいもなく

折られてしまった 是非もなく

小バラよ、小バラよ、あかい小バラよ

野に咲く小バラよ

               高橋健二訳

  この詩は一説によれば、少年の性のめざめと官能の喜び、そのあとにつづく魂の傷あとのうずきをうたっているという。英語にも「Gather roses while you may.」「Gather roses」(バラをつみとる)とは人生の快楽を求める意。

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コメント

欧米の文学の喩法はキリスト教の聖書時代、ギリシャ、ローマ時代を経てから連綿と続くもので、かなり複雑に入り組み、これに地方の国民性が加わっているので微妙ですね。

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