早春の歌
早春賦 大正2年
吉丸一昌作詞、中田章作曲
1 春は名のみの風の寒さや。
谷の鶯、歌は思えど
時にあらずと 声も立てず。
時にあらずと 声も立てず。
2 氷解け去り葦は角ぐむ。
さては時ぞと 思うあやにく
今日もきのうも 雪の空。
今日もきのうも 雪の空。
3 春と聞かねば知らでありしを。
聞けば急かるる 胸の思を
いかにせよとの この頃か。
いかにせよとの この頃か。
作詞の吉丸一昌(1873-1916)は、大分県生まれ、東京音楽学校教授。作曲の中田章(1886-1931)は、東京生まれ、東京音楽学校教授をつとめる。中田喜直(1923-2000)の父。
ウグイスは別名を春鳥、春告鳥ともいわれ、ウグイスの初鳴きは春の到来を実感する。
ウグイス 昭和16年
林柳波詩、井上武士作曲
1 ウメノ 小枝デ、
ウグイスハ
春ガ キタヨト
ウタイマス。
ホウ ホウ ホケキョ、
ホウ ホケキョ。
2 雪ノ オ山ヲ
キノウ 出テ、
里へ 来タヨト
ウタイマス
ホウ ホウ ホケキョ、
ホウ ホケキョ。
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