火山地形による分類
火山は、そのおのおのが独立して存在し、しかもそれぞれ特徴のある地形を呈する。その地形をもとに火山は、いくつかに分類される。実際の火山では、活動は複雑であるのでその基本型だけのものは少なく、組合せた複合型になっている。オーストリアの火山学者カール・シュナイダーは、1911年火山地形を山容から7つに分類することを提唱した。
コニーデ(成層火山、円錐火山) 富士山、鳥海山
トロイデ(鐘状火山) 焼岳
マール 一ノ目潟
アスピーテ(楯状火山) マウナロア(ハワイ)
カルデラ 阿蘇山
ホマーテ(臼状火山) ダイヤモンドヘッド(ハワイ)
このほか、ベロニーテ(塔状火山、昭和新山)など。日本では学校教育などにより広く一般に普及しているが、ともすると外見上の形態のみに終始して、火山の本質的なものに深く触れない傾向があった。これらの形態はマールを除き、世界的には地形学者でも知らないそうだ。コニーデ等の火山の名称は現在では使われていない。
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私は北海道の苫小牧市在住ですが、近くには支笏湖に樽前山という火山がありますが、支笏湖はカルデラ湖ですね。風不死岳、恵庭岳があります。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2015年12月12日 (土) 04時28分