アイスクリーム産業の父・ヤコブ・フッセル
現在のアイスクリームの原型は16世紀中ごろ、フィレンツェでベルナルド・ブオンタレンティ(1536-1608)がメディチ家のためにセミフレッドのズコット(zuccotto)とされている。時をへだてて1851年、アメリカのボルチモアの牛乳屋ヤコブ・フッセル(1792-1855)は余った生クリームの処理に困り、アイスクリームの生産販売を思いつく。
ボルチモアには「アイスクリーム産業発祥の地」のブロンズ顕彰碑が1951年に建てられた。「当地でヤコブ・フッセル氏が、1851年に世界で初めてアイスクリームを産業化したことをここに記念する」と記されている。ハーゲンダッツ社は1929年、ルーベン・マックスがニューヨークで、アイスクリームの行商を始めたのが最初である。日本では1869年6月に町田房造が横浜常盤町で氷水店を開き「アイスクリン」を販売したのが最初である。(Jacob Fussell,Baltimore)
参考:「アイスクリームの歴史物語」ローラ・ワイス著 原書房
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ハーゲンダッツは85年前に行商から始まったのですか。今では次々に新しい味が登場して、楽しみです。
投稿: | 2014年5月27日 (火) 12時58分