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2016年1月 7日 (木)

映画黎明期の監督と作品

  1895年フランスのリュミエール兄弟によって発明された映画は、最初短編実写作品であったが、20世紀になるとストーリーを持った劇映画は世界各国で作られる。その中で最も人気を博したのはフランスのジョルジュ・メリエス監督の「月世界旅行」(1902)で、当時としては画期的な映画的手法であった。イタリアではジョヴァンニ・パストローネが「ポンペイ最後の日」(1913)や「カビリア」(1913)など史劇がさかんに作られた。アメリカではエドウィン・S・ポーターが「大列車強盗」(1902)が最初の物語性をもった西部劇といわれる。ドイツで「カリガリ博士」(1919)が作られる頃、映画は見世物から第七芸術へと発展していく。

イギリス映画
「支那における伝道会の襲撃」(1900) ジェームズ・ウィリアムソン

「メリー・ジェーンの災難」(1903) G・A・スミス

「ローバーによる救出」(1905) セシル・ヘップワース

フランス映画
「不可能な世界への旅行」(1901) ジョルジュ・メリエス

「月世界旅行」(1902) ジョルジュ・メリエス

「或る犯罪の物語」(1901) フェルディアノ・ゼッカ

「アリババと40人の盗賊」(1902) フェルディアノ・ゼッカ

「ギーズ公の暗殺」(1908) アンドレ・ガレット

「噫無情」(1913) アルベール・カべラニ

アメリカ映画
「スペイン国旗をやぶる」(1898) 
「大列車強盗」(1903) エドウィン・S・ポーター

「アンクル・トムズ・ケビン」(1903) エドウィン・S・ポーター

「アメリカ消防夫の生活」(1903) エドウィン・S・ポーター

「レアビット荘の夢」(1906) エドゥィン・S・ポーター

「愉快な百面相」(1906) ジェームズ・スチュアート・ブラックトン

「ベン・ハー」(1907) シドニー・オルコット

「ドリーの冒険」(1908) デーヴィッド・ワーク・グリフィス

「クレモナのヴァイオリン職人」(1909) D・W・グリフィス

「イントレランス」(1914) D・W・グリフィス

イタリア映画

「トロイ陥落」(1910)

「クオ・ヴァディス」(1912)

「ポンペイ最後の日」(1913) ジヨバンニ・パストローネ

「スパルタカス」(1913)

「マルクス・アントニウスとクレオパトラ」(1913) エンリコ・クアッツォーニ

「カビリア」(1914)  ジョバンニ・バストローネ

ドイツ映画
「プラークの大学生」(1913) パウル・ヴェゲナー、シュテラン・ライ

「カリガリ博士」(1919) ロベール・ウィーネ

Asta_nielsen_colorデンマーク映画
1910年の「Afgrunden」はヨーロッパ初の女性スターといえるアスタ・ニールセン(1881-1972)を生んだ

スウェーデン映画
「吹雪の夜」(1919) マウリッツ・スティッレル

「霊魂の不滅」(1921) ヴィクトル・シェストレㇺ

スペイン映画
「カフェの喧嘩」(1897)  フルクトゥオッツ・ヘッベルト

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