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2015年12月12日 (土)

沖縄シーサーの起源

Okinawa0013   沖縄の民家といえば、石垣に囲まれた厚い赤かわらと白い漆喰の屋根が目に浮かぶ。雪害のない沖縄の民家の屋根のスロープは緩やかで、しかも低い。軒の高さは、ほぼ石垣の高さに近い。このような形態は台風の被害を防ぐためにできたもので、沖縄の民家の独特な風情を醸しだしている。青い空に赤かわらとそれを固定する漆喰の白さは鮮やかに映える。さらに、この風情を強調するものに屋根の上に置かれたシーサーと呼ばれる小さな獅子の像がある。往来から玄関の辺りに置かれたシーサーは、魔除けのためにつくられたものである。シーサーにはさまざまな形があるが、2体が対になっているのが基本である。

   シーサーの起源を求めると、中国伝統の魔除けの神獣「白澤(はくたく)」がそのルーツかもしれない。インドのライオンが中国に伝わって「白澤」となり、唐代以降時代を超えてアジア全域に広がった。日本「シシ(獅子・狛犬・唐獅子)」、朝鮮「サジャ」、沖縄「シーサー」。シンガーポールのシンガ(Sinhaシンハは獅子)。マーライオンもその影響。

   沖縄での始まりは1689年のこと。当時、富盛村(八重瀬町東風平)はたびだび火災で悩まされていた。村民が、風水師に占ってもらった結果、八重瀬岳が原因だという。その対処として山に向かって獅子を建てると良いとの助言を受けて設置したところ火事は発生しなくなった(「球陽」)。それ以来、シーサーは火災や邪気を防ぐ魔よけとして沖縄に広まっていったという。現在も富盛に石彫大獅子が残っている。

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