東京日本橋の麒麟像
日本橋は東京都中央区に流れる日本橋川に架かる橋。現在の橋は、幾度となく架け替えられ19代目の橋として1911代え年に開橋した。ちなみに呼称は東京は「二ホン橋」で、大阪は「ニッポン橋」である。江戸時代、全国に伸びる五街道の起点だったところで、橋のたもとに「日本国道路元標」(複製)がある。橋の四隅の親柱には東京市の紋章を掲げる獅子像が鎮座する。そして橋の中央に妻木頼黄(装飾様式)、渡辺長男(装飾制作)の麒麟のオブジェが飾られている。麒麟像は「ここから羽ばたく」という願いを込められたものであるが、東野圭吾の小説「麒麟の翼」(2011)で重要な意味をもつオブジェとして注目され、いまでは観光スポットの一つとなっている。
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