日本最初の保育園
赤沢鍾美(あかざわ あつとみ 1867-1937)は新潟市の小学校で教師のかたわら、明治23年に私塾「新潟静修学校」を設立した。そしてさまざまな事情で県立の中学校に入れない貧しい子どもたちに勉学の道を開くとともに、生徒たちが子守りから開放されて勉強できるように、幼児を別室で預かり、妻のナカが世話をした。これが日本最初の保育園といわれている。これらは、一切が無料で行われしだいに託児所として発展するにいたり、明治41年、「守孤扶独幼稚児保護会」と称して、一般に公開され、今日の児童福祉事業へと発展する手がかりとなった。(明治事物起源)
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