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2015年11月17日 (火)

紅白で「テネシー・ワルツ」や「四季の歌」は1度も歌われていない

Photo_4    「ハイビジョンで甦る日の当たらない名作」というキャッチコピーの映画「猛獣使いの少女」(1952)を観賞する。ジャズ・シンガーとして売り出した江利チエミ15歳の映画初主演作。劇中「ツゥー・ヤング」「サーカスの少女」などを歌う。翌年の第4回NHK紅白歌合戦に初出場、以来第19回まで16年連続出場する。曲目は以下のとおり。「ガイ・イズ・ア・ガイ」「ウスクダラ」「裏町のお転婆娘」「お転婆キキ」「ヤムミー・ヤムミー」「さのさ節」「八木節」「ソーラン節」「スワニー」「虹のかなたに」「踊り明かそう」「木曽節」「芸者音頭」「私だけのあなた」「ひとり泣くワルツ」「八木節」。レパートリーはジャズ、ミュージカルから民謡と和洋幅広い。なぜか代表曲「テネシー・ワルツ」を1度も歌うことがなかった。1963年と1964年は紅組の司会も務めた。1962年の歌手部門の高額所得番付は①江利チエミ115万円②春日八郎113万円③三波春夫109万円。

   おなじように芹洋子の歌で広く知られる抒情歌「四季の歌」や岡晴夫の「憧れのハワイ航路」などは一度も紅白では歌われていない。

 戦後の歌謡史は「紅白」とともにあると言っても過言ではない。その歌謡史の象徴とも言える音楽番組に出演するということは、昔も今も一流歌手としてのシンボル、ステータスにもなっている。芹洋子がわずかに紅白出場が一度だということは意外である。やはり紅白出場は事務所の力が物をいうのだろうか。

芹洋子ディスコグラフィ

野に咲くバラのように 1969

樹氷のように飾れたら 1970

雲よ伝えて        1971

牧歌~その夏      1972

その夕ぐれ        1972

初恋の風車       1973

初恋のデッサン     1973

愛の国から幸福へ   1974

マリモの唄        1974

四季の歌         1976

赤い花白い花      1977

旅にでたい        1978

坊がつる讃歌      1978

花ぐるま         1979

旅の終わり        1979

思い出のアルバム   1983

北航路           1984 

しあわせのうた      1985

出逢いを求めて~十和田湖へ 1986

    ご当地ソングやキャンペーンソング、CMソング、ほかに童謡、抒情歌、愛唱歌、カバー曲など膨大な数にのぼる。

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