ガチョウを料理する goose is cooked
英語で「(人の)ガチョウを料理する」といえば、その人を「おおいに困らせる」、「(その人の)夢や計画をぶちこわす」という意味になる。その慣用句の由来にはこんな逸話が残されているからだ。1560年スウェーデンの王、エリク14世がリヴォニア戦争で少数の兵を率いて城を攻めた時、敵は城壁にガチョウを掲げて、自分たちが食べるためこれを射て料理するように侮辱した。怒ったエリクは「お前らのガチョウはお前らが料理しろ」といいつつ、城を攻めた。敵があわてて和議を申し込んだか、時すでに遅く、城はエリクによって落とされた。この故事から、英語で「誰々のガチョウを料理する」は、誰々をやりこめる、誰々の計画を台無しにする、という意味に使われる。
cook A's goose Aの計画をぶちこわす
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