すしのバッテラはポルトガル語由来
本日は「すしの日」。寿司屋の先祖といわれる平維盛が鮓屋の弥助に改名したことに因む。
16世紀末から東アジアに及んできた欧人の渡来は、日本にもキリスト教や鉄砲などをもたらしたが、衣食のような身辺生活にも影響を与えて、外来語として日本語になったものも少なくない。さばの押し寿司をバッテラというのは、ポルトガル語でボートを意味するバッテイラからきたもので、形が似ているからである。
カステラはもと「パオ・デ・カスティーリャ pao de Castalra」といい、カスティーリャは「城が多くある地方」の意味であった。「ピンからキリまで」のピンもオランダ語から来ている。その他、カボチャ、ビードロ、カルタ、モール、ボーロ、ボタン、カッパ、パン、タバコ、カナキン(金巾)、ラシャ、サラサ、ジュバン、コンペイトー、ビロード、カルメラ、テンプラ、アルヘイトウなど。シャボンの語源については、これまでポルトガル語といわれていたが、近年の研究ではスペイン語が有力となっている。(参考:11月1日、毎日新聞社「雑学事典」 1971年)
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