八森椿海岸の黒砂
秋田県八峰町の八森海岸の砂は黒色をしている。この黒い砂は、精錬所から発生した鉱滓に由来するもので、いわば日本の近代産業遺産と第二次世界大戦に絡む深い歴史が隠されている。明治21年、八森町中浜地区に椿(八盛)銀山が発見・開発される。大正2年に終掘・休山、昭和に入り精錬所として再開、昭和44年まで操業している。
参考:須藤定久・有田正史「砂と砂浜と地誌21 能代から八森の海岸へ」(地質ニュース661、2009年9月)
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