やはり野に置け蓮華草
江戸時代中期に滝瓢水という俳人がいた。瓢水が、遊女を見請けしようとする友人に贈った句がよく知られている。
手に取るな やはり野に置け蓮華草
遊女を蓮華草にたとえ、ふさわしい所に置いておけと忠告したのである。
滝瓢水(1684-1762)は兵庫県加古川の廻船問屋「叶屋」の跡取り息子として生れたが、放蕩にふけり、一代で家産をつぶしたという。
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