むずかしい語句
人生が苦患の谷であることを私もまたしみじみと感じる (和辻哲郎「べエトォフェンの面」初出「科学と文芸」1916)
「苦患」は本来、仏教語なので読み方が呉音である。
日本語のなかには、難しい語句・用語もたくさんある。次の漢字を読め。
苦患 胡乱 忸怩 剽軽 端倪 矍鑠 卓袱 雪花菜 鱲子 接骨木 野老 蕺草 嚥下 坩堝 防人 物怪之幸
<答え>
くげん(くるしみなやむ)
うろん(不確実であるさま。あやしく疑わしいこと)
じくじ(自分の行いなどについて、自分で恥ずかしく思うさま)
ひょうきん(軽率で滑稽なこと。気軽でおどけること)
たんげい(推測すること)
かくしゃく(年老いても、丈夫で元気なさま)
しっぽく(そば、うどんに、蒲鉾、きのこ、野菜などの具をのせ、かけ汁をかけた料理の名)
おから(豆腐の滓)
からすみ(ボラなどの卵巣を塩漬けにしたあと干し固めた食品)
にわとこ(山野に自生し、庭にも植えられる落葉低木)
ところ(ヤマノイモ科の蔓性多年草)
どくだみ(ドクダミ科の多年草)
えんげ(食物を飲みくだすこと)
かんか(るつぼ)
さきもり(律令制において九州北辺防備のために配置した兵士のこと)
もっけのさいわい(考えてもいなかった幸福が実現すること)
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