借り物歌謡曲の流行
1970年代から80年代にかけて、洋画のタイトルや小説と同名の歌謡曲が次々と作られた。弘田三枝子「人形の家」や奥村チヨ「終着駅」が大ヒットしたので、借り物歌謡曲はヒットするというジンクスが業界に生れた。夏木マリ「絹の靴下」、野口五郎「甘い生活」、山口百恵「禁じられた遊び」、伊丹幸雄「青い麦」、平浩二「バス・ストップ」、小川順子「雨の訪問者」。沢田研二の「時の過ぎゆくままに」はカサブランカの「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」をインスパイアーしている。城みちるの「いるかに乗った少年」は映画「島の女」の主題曲。久保田早紀「異邦人」はシルクロード・ブームとカミュの「異邦人」。80年代になってもこの傾向は続き、岩崎良美「赤と黒」、松田聖子「風立ちぬ」、斉藤由貴「悲しみよこんにちは」、吉幾三「雪国」などリリースされた。
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こんにちは。借り物…ですか。目から鱗です。確かにヒット曲がズラリ。気がつきませんでした。
投稿: ステレオタイプ | 2012年11月 7日 (水) 20時39分