シャニダールの花
1960年、ラルフ・S・ソレッキ―博士がイランのシャニダール洞窟で、ネアンデルタール人が花をそえて幼児を埋葬したと報告したことが、大きな反響をよんだ。洞窟には少なくとも8種類の花粉と花弁が残されており、ネアンデルタール人には死者を悼む心があり、埋葬の習慣、あるいは花や草で病や傷の手当てをしていたのではないかという仮説も出された。しかし現在の学者からは異論も多く出され、ネアンデルタール人の脳レベルでは否定する見解もあり、謎のままである。ほんとうにネアンデルタ―人は「ザ・ファースト・フラワー・ピープル(最初に花を愛した人類)」なのだろうか。2012年には綾野剛・黒木華主演で「シャニダールの花」という奇妙な映画が作られた。植物が人間に寄生するという生命力を活かして新薬をつくるという話で、後半にはネアンデルタール人の話も盛り込んでいる。
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