毛利敬親と元徳
幕末長州の藩主。司馬遼太郎は、「敬親に世界観はなかった、といえばかれに酷だろう。かれはかれ自身独創力というものはもたなかったが、人物眼もあり、物事の理解力にも富んだ男で、それに生まれつきおそろしく寛大であった」「ある意味では、かれほど賢候であった人物はいなかつたかもしれない。かれは愚人や佞人を近づけようとはせず、藩内の賢士を近づけた」と書いている。「花燃ゆ」での北大路欣也はその雰囲気を品よく体現していた。長州最後の藩主元徳を演じたのは三浦貴大。百恵ちゃんの子。敬親の実子ではなく養子。ドラマで元徳が登場するのは「花燃ゆ」が初めてだろう。元徳は1896年、57歳で死去している。
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