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2015年8月19日 (水)

胡坐は不作法か!?

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    正座は字のとおり正しい座り方で、胡坐は不作法と思い込んでいる日本人が多い。これは明治以来の教育による結果だろう。本来、「あぐら」という言葉は本来「腰掛け」であった。古事記に「我が大君、胡床にいまし」とある。それが後に足を組んですわることを意味するようになった。男子だけの座り方ではなく、宮廷に仕える女官たちも胡坐をかいていた。正式な作法であり、無礼なことでなかった。ただし、女子は服装の変化から、胡坐をかくと、ズロースをはいてない時代なので、陰部があらわになり、女性の間だけ正座が広まった。正座が男子にも強制されたのは徳川家光が将軍家の威光を全国の大名に広めんとしたためである。幕府は小笠原流礼法を採用した際に参勤交代の制定により、全国から集めた大名達に全員将軍に向かって正座することを決めた。正座という言葉は、江戸時代にはなく、「かしこまる」や「つくばう」などと呼ばれていた。明治22年の「言海」にも「正座」という語はない。世の中には「正座」に拘る人も多いが、本当に歴史を知ってから言っているわけではないようだ。エジプトの書記坐像や阿弥陀如来、坐禅などの胡坐をみても、胡坐は坐り方として安定感があり様式美を感ずる。

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