「コック」の語源は男性器、ペニス
スティーブン・ウォルシュ「恥ずかしい和製英語」という本の中で「コック」という言葉についてふれている。著者は日本語「コック」(cock)は、英語cookから派生した和製英語と考えているらしい。広辞苑によるとコック(kok)「西洋料理の料理人。クック」とあり、語源はオランダ語であるらしい。おそらく幕末期の海軍操練所などで広まった外来語であろう。著者はcockが「雄鶏」や「ペニス」という意味があることを指摘している。また「ランチボックス」(lunch box)も弁当箱のほかに「男性器」の意味があるとしている。(open one's lunch box) 試みにcockとグーグルの画像検索するとセーフサーチ機能がオンになって検索結果がでてこない。つまり日本人が コックは英語ではなくオランダ語であると、イギリス人に説明しても無駄なので、シェフ(chef)とフランス語で言いかえたほうが無難かもしれない。
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