江南という地名は、大きな川の南側の地域を指すのに広く使われる。まず思いうかぶのは、「千里鶯啼いて緑紅に映ず、水村山郭酒旗の風、南朝四百八十寺、多少の楼台煙雨の中」江南地方の春景をうたった杜牧の七言絶句「江南春」である。この「江南」は現在の長江下流の南の地方、江蘇省南部、安徽省・浙江省の一部を指す。韓国には、ソウルの漢江の南側の地域全般を「江南」という。しかし、これらは正式な市域や行政区ではない。日本には濃尾平野の北部、木曽川の南岸に位置する「江南市」(人口99,000人)が存在する。
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