最近の話題作
出版界では2015年上半期はやはり又吉直樹の「火花」が200万部を突破して話題となった。上橋菜穂子「鹿の王」は謎の伝染病を防ごうとする人たちの物語でファンタジー長篇。「フランス人は10着しか服を持たない」(ジェニファー・スコット著)。曽野綾子「人間の分際」(幻冬舎新書)。努力でなしうることには限度があり、人間はその分際を心得るべきだという内容。コミックでは、定番の「ONE PIECE」「進撃の巨人」を追う作品として鈴木央の「七つの大罪」が浮上してきた。洋楽ではピアノ弾き語りのジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」が甘くて癒される。Jポップでは「夏の罪」(花岡なつみ)「太陽ノック」(乃木坂46)「君がくれた夏」(家入レオ)「もしも運命の人がいるのなら」(西野カナ)「真夏の太陽」(大原櫻子)映画ではアニメ「ラブライブ!The School Idol Movie」が大ヒット。邦画では「野火」。1959年市川崑で映画化されたが、塚本晋也がリメイク。洋画ではレディー・ガガがかつてジュディ・ガーランドやバーブラ・ストライサンドが主演した「スター誕生」のリメイク。
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又吉の「花火」は月刊純文学文芸誌「文学界」2月号で読みましたが、ま、そこそこの作品ということだけですが、有名芸人の芥川賞ということで、一般人に人気になったのでしょう。
いいことですね。若い世代の文学の興隆、刺激になるといいと思います。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2015年8月25日 (火) 07時36分