ユダヤ王国はヘロデ大王の死後徐々に独立を失い、44年には全領域がローマ総督の直轄下に置かれた。これと前後して祖国の独立を求めるゼロット運動(狂信的ユダヤ民族主義者の結社運動。ゼロ―テスはギリシャ語で神に対して熱心な者の意)が活発化して、総督の支配に対する反抗となる。ネロ皇帝の治世下で遂に反乱となり、
一事はユダヤ全域を掌握したが、ウェスパシアヌスと戦って敗れる。フラウィウス・ヨセフォス(37-100)はウェスパシアヌスが皇帝になると、その息子ティトゥスの幕僚として70年のエルサレム攻略に参加した。後にこの顛末を記したのが「ユダヤ戦記」である。Zealots Movement
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