ジュディ・ガーランド「トロリー・ソング」
20世紀初頭のセントルイスを舞台にしたミュージカル映画「若草の頃」(1944)の挿入歌。ジュディ・ガーランドの「虹の彼方に」と並ぶシグネチュア・ソングとも言える歌の1つである。あまりジャズ歌手には歌われないようだが、高揚した気分を擬音の多用で表現したスピード感ある歌で、14週に渡りヒットパレードをにぎわした。トロリーはパンタグラフのように集電をするための架線に接する滑車の名称で、路面電車のこと。作曲家のヒュー・マーティンとラルフ・ブレインはトロリーの歌を書くのは田舎臭く感じて気が乗らなかった。しかし制作サイドに命じられて、ブレインは図書館に行き古いセントルイスの本を見たら、二階建てのトロリーの写真があり、そこに Clang、Clang、Clang、went to the trolleyというキャプションがあるのを見た。早速マーティンに伝え、十分ほどでこのフレーズを使った歌が出来上がった。
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