世俗内的禁欲
「死ぬまで働け、そして死ぬまで貧しく禁欲的であれ」というカルヴァンの教え。禁欲的プロテスタンティズムが近代世界の形成に果たした役割は大きいとマックス・ヴェーバーは「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(1905年)で考究した。彼はInnnerweltliche Askese(世俗内的禁欲)とかAktive Askese(アクティブ・アスケーゼ 行動的禁欲)という概念でとらえた。行動的禁欲の概念を現代風にわかりやすくいえば、「ある一つの目的を達成するために全身全霊を打ち込み、それ以外の欲求を全て絶つこと」となる。
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