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2015年7月 8日 (水)

有為(うい)と無為(むい)

   有為は為、すなわち為作を有するという意味であり、為作とは生じたり、住したり、衰えたり、滅したりする生減変化の四祖をさし、この生減変化の四相の現象を有するものが有為である。これに対して無為はその四相の現象を有しない常住不変のものである。この有為、無為の区別は、あらゆる存在における生減変化するものと生減変化しない常住不変のものとの区別といえよう。仏教の世界では、有為は有為転変の迷苦の世界であり、無為は迷苦を滅尽した常寂の世界である。したがって無為は理想の世界ともいえる。また無為は老子のように無為自然の意味にも解される。「聖人の治は為すこと無きにあり」とあるように作為に対して無為を優先している。このように無は有に対して優越性がある。万物は無から有になる。「無は有に先行する」(nothing before something)という言葉がある。図書目録や辞書の見出し語の配列の原則である(例えば「哲学」は「哲学史」より前にくる)絵画や写真においても無は有に優先する。例えば、下図の同じ長さのポールを比較したとき、有限性のポールより、無限性のポールのほうが長くみえる。

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