天才子役のその後
映画百年のあいだに多くの名子役が生まれた。のちに俳優を続けた人、引退した人、若くして亡くなった人、その人生はさまざまである。
映画史に残る名子役として最初に現れるのはチャップリンの映画「キッド」(1921)のジャッキー・クーガン(1914-1984)。30年代に大活躍したのはシャーリー・テンプル(1928-2014)。ハリウッド引退後も外交官、企業の重役として成功を収めた。
戦後も名作映画にはいつも子役がいた。「自転車泥棒」のエンツォ・スタヨーラ(1939年生まれ)はデ・シーカ監督が街で探し出した素人の子役であった。その後もアンナ・マニャーニ主演の「噴火山の女」(1953)などに出演している。「鉄道員」のエドアルド・ネボラも存命である。
「シェーン」のブランデン・デ・ワイルドは30歳で、「汚れなき悪戯」のパブリート・カルボは52歳で早世している。ブランデン・デ・ワイルドは「ゆきすぎた遊び」(1959)でキャロル・リンレーと共演し、青春スターとして期待されていた。
「禁じられた遊び」のブリジッド・フォッセーは女優として活躍した
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